消防設備士とは、施設内の消防用設備の工事や整備を行うことができる者のことです。
業務独占資格、名称独占資格に指定されており、この資格を取得している者しかこの仕事をすることができず、なおかつ消防設備士と名乗ることができません。
また、この資格は甲種と乙種に分かれており、さらにその中で扱える設備ごとに分かれています。
受験料に関しては、甲種は5000円、乙種は3400円となっています。
消防設備士の難易度は、それほど高くはないようで、標準的だと言われています。
合格率に関しては、甲種は2割強、乙種は3割強となっています。
試験は筆記試験と実技試験に分かれており、筆記に関しては選択式の問題、実技に関しては製図の問題が出題されます。
また、筆記試験と実技試験の両方で6割以上の成績で合格となります。
消防設備士の試験は乙種は誰でも受けることができるようになっていますが、甲種は大学などで指定の単位を取得して卒業した者や乙種の実務経験などが必要です。
また、甲種の特類は甲種の1から3類の中からいずれか1つと4類と5類の資格を取得していなければ受験できません。
消防設備士の資格を取得していると、設備会社や建築物の管理会社などで仕事ができます。
しかし、もともと上記の会社で働いている方が受験することが多いようです。