国家資格の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士はリハビリテーション専門職


テレビや週刊誌でよく取り上げられている「怖い病気」のひとつに脳卒中があります。

これは脳の血管が詰まったり(脳梗塞)破れたり(脳出血)して、その先の細胞に栄養が行かなくなり、細胞が死んでしまうおそろしい病気です。

半身まひが起きたり、ろれつが回らなくなる、しゃべれなくなる、ものが飲みこめなくなるといった軽度や重度の後遺症が残ることもあります。

しかしその後遺症は、治療やリハビリテーション(機能回復訓練)を行なうことでかなり回復する可能性があります。

そのため現在では、そんな脳卒中による後遺症などから基本的動作能力の回復を図ることを目的として、多くの病院でリハビリテーションが行われています。

近年のリハビリテーションは、医師や看護師などの医療専門職とともにチームを組む、いわゆるチーム医療で治療を行っていきます。

ただ、そこにはリハビリテーション専門職の存在が重要になってきます。

リハビリテーション専門職には理学療法士、作業療法士、そして言語聴覚士などがあります。

国家資格であるこれらの仕事は、それぞれが厚生労働大臣の免許を受けています。

まず理学療法士は、診療の補助として理学療法を行います。

医師の指示の下、身体の運動療法を用い、歩行中心の基本的動作能力の回復を図るほか、義肢や装具の装着訓練も行います。

つぎに理学療法士とともにリハビリの中心的役割を担うのが作業療法士です。

作業を手段として心身の機能を維持し、持てる力を引き出し、代償機能の獲得と応用的動作能力の向上を目指していきます。

そして言語聴覚士が対象とするおもな障害は、きこえの障害、ことばの障害などがあります。

患者を中心として、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など医療スタッフが一丸となり、リハビリテーションを行っていくのが、現代の後遺症に対する機能回復訓練のやり方です。

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